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「グロスウェイト」と「ネットウェイト」の違いとは?
2024.12.04
商品や部品の輸送や貿易において、「G.W.(Gross Weight)」や「N.W.(Net Weight)」という表記を目にすることが多いのではないでしょうか。これらは物流業務や輸出入において重要な指標です。そしてグロス、ネットという言葉は会計、ゴルフなどビジネス、スポーツにも幅広く使われる用語です。今回は、物流で使われる「グロスウェイト」と「ネットウェイト」の意味と違いについて、分かりやすく解説します。
グロスウェイト(Gross Weight)とは?
グロスウェイト(Gross Weight)は、日本語で「総重量」を意味します。商品そのものの重さに加えて、梱包材や箱なども含めた全体の重さを指します。
グロスウェイトは、輸送費の計算や積載量の把握において重要な数値です。身近なものでは、あまり目にする機会は少ないかもしれません、輸入品の梱包箱に書いてあることがあります。
ネットウェイト(Net Weight)とは?
一方、ネットウェイト(Net Weight)は、日本語で「正味重量」を意味します。これは、梱包材や箱を除いた、商品本体の重さのみを指します。
ネットウェイトは、主に商品の価値や単価を計算する際に役立ちます。身近な食品などのパッケージにもよく書かれているため普段から目にする機会が多いかと思います。
なぜ両方の重量が必要なのか?
グロスウェイトとネットウェイトの両方を記載する理由は、物流や貿易の各プロセスで異なる役割を果たすからです。
・輸送費の計算
輸送業者は、梱包材を含めたグロスウェイトを基に費用を算出します。例えば、航空輸送や海上輸送では総重量がコストに直結します。なので過剰な包装は出来るだけしない方が望ましいです。
・貿易手続き
税関申告時には、ネットウェイトとグロスウェイトの両方を記載する必要があります。これにより、正確な関税や税金が計算されます。
・保管と取り扱い
倉庫での保管やトラックへの積み込み時には、グロスウェイトが重要です。一方、販売や流通では、ネットウェイトを元に価格や在庫管理が行われます。
違いを押さえておこう!
• グロスウェイト(Gross Weight): 梱包材や箱も含めた総重量
• ネットウェイト(Net Weight): 梱包を除いた商品本体の正味重量
これらを理解しておくことで、輸送や取引の際にスムーズに対応できるようになります。特に輸出入業務に携わる場合、この基本的な知識は欠かせません。
正しい重量情報を把握し、効率的な物流と取引を実現しましょう!