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流通加工のススメ。アウトソーシングのメリット・デメリットをご紹介。
2023.05.12
流通加工とは
流通加工の内容は非常に幅広く、商品によってさまざまな加工が施されます。
検品も流通加工の一部です。商品の検品をして不良品を除外することで、商品、ひいては企業の信頼が保たれます。割れや欠けがないか、傷や汚れがないか、異臭がしないか、動作に問題がないか、組み合わせや内容が合っているかなど、細かいチェックが必要です。検品して異常があった場合は、補修作業が必要となってきます。
流通加工にはさまざまな種類があり、配送するための段ボールや箱に詰める「梱包」、指定の長さに商品をカットする「カッティング」、数を確認する「員数」、値札シールやバーコードなどを貼りつける「貼り」、数種類の商品を組み立てる「組立」、説明書やカタログ、カードなど印刷物や物品の「封入」作業もよく発生します。
流通加工で起きる問題
中小企業では、自社で流通加工をしようとするとコストの問題が発生します。
商品を製造後に検品や組み立てまでを行った場合、製造後の商品保管や加工するためのスペース、多くの人員、設備が必要になってきます。
流通加工を進めたことにより最も重要な商品にかけるリソースが減ってしまうと本末転倒です。効率的に投資し、最適な手段で実施することが重要になってきます。
流通加工のアウトソーシング
自社で流通加工を行うには流通加工の運営体制を整え、管理しなければなりません。
会社や工場から離れたところにある倉庫で行おうとする場合、倉庫の手配やトラックの手配、作業人員の確保、マネジメントなど担当者の負担が増え、本来の業務に支障が出てきます。
そのため、近年では流通加工のアウトソーシングを進める企業が多くなってきています。
メリット
アウトソーシングの最大のメリットは効率化です。
倉庫のレンタル、フォークリフトのレンタル、人材の確保、車両の手配などを考えると非常にコストと手間がかかってきます。したがってアウトソーシングした方が効率的でコストパフォーマンスが上がり、本来のメインの業務である製造や商品開発に集中して取り掛かることができます。
デメリット
アウトソーシングのデメリットとしては、情報共有などがきちんとできていない場合、品質の悪化を招いてしまうこともあります。ただ、流通加工の内容や手順などを共有し、定期的な確認を行い、十分な連携ができていれば回避できます。
まとめ
アウトソーシングでもコストは掛かりますが、流通加工作業が企業の負担になってしまえば事業の継続・拡大は難しくなってきます。
中小企業が自社で流通加工までを行おうと思うと、様々な課題が出てきます。
流通加工は、変化する社会情勢や人材不足、ニーズ多様化に対応するためアウトソーシングするのが効果的です。